アレルギーに負けない家はインテリアで作る!ハウスダストを溜めにくい家具と使い方

アレルギーで悩む方が増えている昨今、自宅内におけるアレルゲン対策の必要性が高まっています。
特にハウスダストに反応してさまざまなアレルギー症状が出てしまう場合、室内環境が生活の質にダイレクトに関わってきます。

Ryoko
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家族みんなで、リラックスしてくつろぎたい自宅だからこそ、ハウスダストを溜め込まないインテリアを意識してみませんか?

そこで今回は、『お洒落さと快適性』どちらも妥協したくない!という方向けに、インテリアのコツをご紹介いたします。

 

布製品は極力排除、もしくは清潔に保つための工夫が重要

リビングのくつろぎ空間に欠かせない家具といえば、ソファを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

ソファにもいろいろな種類がありますが、アレルギー対策を考慮するのであれば、革張り製品を選択するのがおすすめです。

近年人気の布張りソファには、

  • 革張りよりもデザインの自由度が高い。
  • 革張りよりも温かみのある空間を演出できる。

といったメリットがありますが、その一方で以下のようなデメリットもあります。

  • ダニが好む環境が作られやすい。
  • 日々の掃除が大変。

革張りソファであれば、表面をさっと拭くだけで日常のお手入れを完了できますが、布張りの場合、ソファの内部にまでダニやカビが入り込んでしまうことも少なくありません。

Ryoko
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これらを退治するためには、ソファごとメンテナンスを行ったり、表面を丁寧に掃除機がけしたりする必要があります。
そうですね。ですから、革張りの方が、最低限の手間で清潔な状態をキープしやすいと言えるでしょう。
Nijiro
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Harry
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こちらは、ジャーナルスタンダードの「ラバル・セクショナル・ソファ(本革張り)」。3パーツ構成で、組み換えることでレイアウトをアレンジできます。

本革張りソファ「ラバルソファ」

それでも、「やっぱり布張りソファに惹かれる・・・」という場合には、以下の工夫を実践してみてください。

  • ソファカバーを取り外して洗濯できるタイプ(カバーリング仕様)を選ぶ。
  • ソファにマルチカバーを設置してこまめに取り替える。
Harry
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こちらのソファはフルカバーリング仕様。取り外して選択(ドライクリーニング)することができます。

カバーリング仕様のファブリックソファ

カバーが取り外せるタイプを選択する場合、できるだけ楽に作業が行えるソファを選択するのがおすすめです。

そこまでこまめにメンテナンスする自信がない・・・と思う場合には、マルチカバーとの併用を検討してみるのも良いでしょう。

Harry
Harry
こちらは、ソファカバーにぴったりのマルチキルトカバー。コットン100%で、きめ細やかなサンドウォッシュ加工を施してあります。ご家庭の洗濯機で丸洗いできます。

マルチカバー

Ryoko
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季節や好みに合わせたマルチカバーを用意すれば、手軽に模様替えをするような気分も味わえます。アレルギー対策を行いながら、気分も明るくなりそうですね。

できればソファは脚付きのものを

ソファを選ぶ際のポイントはもう1つ、「」にあります。

ソファには脚付きタイプもあれば、そのまま直置きするタイプ(フロアソファ)もありますが、ハウスダスト対策には脚付きタイプが有利です。

Ryoko
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ソファ本体の下部に脚が付いていて、本体が床から浮いている場合、ソファ全体に湿気がこもりにくくなります。風通しが良くなることで、カビ対策になるのです。
特に布張りソファを選ぶときには、湿気がこもりやすいので、ぜひ脚付きにこだわってみてください。
Nijiro
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直置きタイプのソファは床と接している面積が大きく、お手入れが難しいという難点があります。

細かな埃やダニの死骸は、小さな隙間に入り込んで蓄積していくもの。
足元を開けることで、お手入れもしやすくなるでしょう。

 

ラグはできるだけメンテナンスが楽なものを!

くつろぎ空間を作るインテリア・アイテム(布製品)として、もう一つ忘れてはいけないのがラグです。
特に冬場は、大活躍してくれるラグ。足元から温めてくれるので、とても人気があります。

しかし、こちらもソファと同じでダニの温床になりやすいというデメリットがあります。

ハウスダストを溜め込まないためには、選ぶ段階でそれなりに工夫することが大切です。

ラグの中には、防ダニ加工が施された製品があります。
こうした製品でしたら、幼い子どもがラグの上をゴロゴロしても、安心して見守ることができるでしょう。

Harry
Harry
こちらのラグは、ダニや花粉などのアレルゲンを抑える機能が付いていて、ダニを寄せ付けない防ダニ加工も施されています。

アレルブロック・耐熱加工のおしゃれなもふもふラグ

Ryoko
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また、洗濯機で丸洗いできるタイプも、アレルゲンを除去しやすいラグとして注目を集めています。
購入にあたっては、洗濯機のサイズをチェックしてから商品選びをするようにしてください。

洗える綿混ラグマット

布ではなく「パズルマットやコルクマットを敷き詰める」という手もありますが、こうした方法ですと室内の雰囲気は大きく変わってしまいます。
ですので、「やっぱり布性ラグの方がいい…」という向きには、毛足が長いものよりも短いものをおすすめいたします。

毛足が短く、しっかりと織り込まれた製品であれば、汚れやハウスダストが内部にまで入り込むリスクは少なくなります

表面を掃除機がけするだけで、ある程度の汚れやハウスダストを除去でき、日々のメンテナンスに手間がかかりません。

 

■お手入れがしやすいラグについては、以下の記事でも取り上げています。ご参考にしてください。
→『足元ポカポカラグ選び!ウィルトン織りラグの特長と魅力』

ダニ退治機能の付いたホットカーペットもオススメ

冬季の冷え対策としてラグの導入を検討しているのであれば、ダニ退治機能を備えたホットカーペットを選択するのもおすすめです。

Ryoko
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ダニは高温になると死滅します。ホットカーペットの温め機能で退治したあと、掃除機などで死骸をしっかりと取り除くことができれば、安心して利用できますね。

また、ホットカーペットに対応したラグを選べば、見た目の良さもキープできます。
理想のインテリアを諦めずに、寒さ対策とアレルゲン対策の両方を実践できるでしょう。

 

家具の隙間にも埃は溜まる!アレルギー対策にもオススメの家具3選

ハウスダストアレルギーの厄介なところは、「どれだけ意識してもアレルゲンをゼロにすることはできない」という点です。

埃もカビもダニも、全て人間にとって身近なもの。
全て取り除くのが難しい以上、深刻なアレルギー症状に悩まされないために、できるだけ少なくするための対策が必要となります。

そこでオススメなのが、以下でご紹介する3つの家具タイプです。

Ryoko
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家族にアレルギーの方がいる場合はもちろんのこと、「子どもの健康を守りたい!」という方も、ぜひチェックしてみてください。

扉付きの棚(シェルフ)

お洒落さを演出したいときに役立ってくれるのが、オープン収納(シェルフ)です。
まるでショップのような収納システムに、憧れる方も多いのではないでしょうか。

おしゃれなディスプレイが誰にでもできるオープン棚

しかしオープン棚(シェルフ)には、埃が積もりやすいというデメリットがあります。特に、

  • 小物
  • 食器

このようなアイテムに積もる埃を、毎日念入りに除去するというのは、決して容易なことではありません。

そこでおすすめしたいのが扉付きの収納棚(キャビネット)です。

お洒落なガラスキャビネット
アレルギー対策でインテリアを選択するのであれば、ぜひ扉付きの収納(キャビネット)を検討してみてください。
扉があれば、使うときにだけ開けることが可能で、やたらと埃が付着するようなことがありません

Ryoko
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お手入れをする際も、全体をさっと拭くだけでOKなので、掃除の手間を減らせます。

シンプルなベッド

室内の収納力をアップしたい!と思う際に、便利に使えるのがベッド下の空間です。
近年は、よりスペースを有効活用できる収納ベッドが人気を集めています。

収納ベッドにはメリットも多いのですが、ベッド下が開いていない分、湿気が溜まりやすい構造になっています。
湿気対策のため床板に「すのこ」を採用している製品もありますが、その場合は内部に埃が入り込みやすくなってしまいます

Ryoko
Ryoko
「ベッド下空間を活用しないのはもったいない!」と思う気持ちもわかりますが、アレルゲン対策を第一に考えるのであれば、ごくシンプルな脚付きのベッドを選択するのがおすすめです。
Harry
Harry
こちらのベッドは床板がすのこ仕様となっているので、マットレスに溜まりがちな湿気を逃がしてくれます。ベッド下はお掃除ロボットもラクラク通過できます。

シンプルなデザインの脚付きベッド

グチャグチャ配線をスッキリできるテレビボード

リビングで埃が溜まりやすい場所と言えば、「テレビの裏」ではないでしょうか。

テレビ本体だけではなく、レコーダーにゲーム機等さまざまな配線がグチャグチャになりやすい場所。
手が届きにくくお掃除がしにくいのですが、そのままにしておくと、埃は容赦なく積もっていってしまいます

Ryoko
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このような事態を避けるためには、テレビ裏の配線をスッキリとまとめられるテレビボードがおすすめです。
Harry
Harry
こちらは和モダンなデザインのテレビボード。背面がオープンになっているので配線が楽に行えるだけでなく、AV機器類から発生する熱がこもるのを防いでくれます。

背面に配線穴があるテレビボード

テレビボードの裏面にコードを通す穴があれば、外部に露出する部分は最小限に済ませられます。

さらに壁にピッタリと付けられるように設計されていれば、よりテレビボードの裏に埃が溜りにくくなりますね。
Nijiro
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こうしたタイプのレッドテビボードなら、日常のお手入れはテレビボードの上をさっと拭くだけでOKになります。
部屋の中に埃が舞うことも防げるのではないでしょうか。

 

まとめ

今回は、ハウスダストを溜め込まないインテリアのポイントをご紹介しました。

ハウスダスト対策=清掃」というイメージを抱く方も多いかもしれませんが、まずはインテリアに工夫を凝らし、ハウスダストを溜めない工夫を行っておくと、日々のメンテナンスも楽になります。

お洒落さと快適性』、どちらにも妥協しない理想のインテリアを追求してみてはいかがでしょうか。