リビングダイニングを広々と使いたい!という方に人気なのが、ソファダイニングスタイルです。


ダイニングソファを選択する際のポイントやコツはどこにあるのでしょうか。
ダイニングの新調を考えている方にとっては、気になることと思います。

座面は高め or テーブルを低めに
一般的なソファは、ダイニングチェアよりも座面が低く設定されています。
これは「リビング空間でゆったりとくつろぐ」という目的で作られているからです。

一般に、快適に使えるテーブル高と座面との距離は27~30cmと言われています。
ダイニングテーブルの高さは大体70cm程度に設定されていることが多く、ソファの座面高は38~40cmです。
その差を計算してみると30~32cmとなり、理想とされる27~30cmと比べると若干広くなります。
ソファは通常座面が柔らかく、座ると沈み込みますので、その差はさらに大きくなります。

今あるダイニングテーブルに合わせてダイニングソファを選ぶのであれば、座面は高めを意識してください。

とはいえ、座面が高いソファは、室内に置いたときに圧迫感を抱かせるもの。
ですので、ダイニングテーブルも同時に購入を検討しているのであれば、低めのダイニングテーブルを購入して、ソファの高さとのバランスを取るのがおすすめです。


汚れてもすぐに掃除できること
小さなお子さんがいるご家庭では、「リビングのソファはすぐに汚れる」という方、多いのではないかと思います。

お子さんの食事中には、さまざまなハプニングは付き物です。
食べ物や飲み物をこぼしたり、いつの間にかワケのわからない汚れが付着していたり…。

ですので、日々のメンテナンスがたいへん重要になってきます。

そこで、汚れても手軽に対応できるスタイルを整えるようにしましょう。

ファブリックは、汚れが染み込んでしまう可能性があるのでおすすめではありませんが、アットホームで温かみのある雰囲気があるので人気があります。


カバーをソファ本体から取り外して洗濯できれば、いつでも清潔にして使用することができますね。
また、カバーのみを別売している商品もありますので、そうしたタイプであれば、劣化が気になってきたら、カバーだけ交換して新品のように生まれ変わらせることが可能です。

座り心地に妥協はNG
ダイニングとリビングの機能を1つにまとめた、ソファダイニング。

ダイニング用ソファとして販売されている商品の多くは、座面が比較的硬めに設定されているようです。
硬めの座り心地で身体全体が沈み込まなければ、食事中の姿勢をキープしやすいですし、立ったり座ったりする動作も容易になります。

ダイニングソファでゆったりとくつろぎながら食事や会話を楽しみたい!と思っていても、長時間座っていると疲れてしまうようなケースも少なくありません。
どの程度の座面のかたさが好みなのかは、各家庭で異なるはずです。

一般的には、「身体が大きく沈み込まず、お尻の下に柔らかさを感じられる程度」の硬さが推奨されています。

周囲の動線も意識した形・サイズの決定を
ダイニングソファを検討する際に、十分に注意をしたいのが周囲の動線です。

そのため、ダイニングソファの形やサイズと設置場所の寸法をしっかりとチェックする必要があります。
そして、ダイニングソファを置いた周辺の動線をしっかりと確保できることを確認してください。

コーナーに沿うようにしてL字型のダイニングソファを設置すれば、確保すべき動線がすっきりします。
ソファがパーツ構成になっていてそれぞれが独立しているタイプであれば、将来、家具のレイアウト変更を行なうときにも安心ですね。
お部屋の中央にテーブルとソファを設置する場合には、通路幅を確保するとともに、テーブル下やソファ下の掃除のしやすさも考えて、余裕をもたせることが必要でしょう。
スツールやオットマンも臨機応変に活用
一度設置すると、自由な移動が難しいダイニングソファ。
しかし、一緒に食卓を囲む人数や状況によって、臨機応変に対応したい!と思うこともあるでしょう。

オットマンやスツール、ベンチなら手軽に移動できるので、状況に合わせて必要数を用意することができます。
また、オットマンやスツールは、ときには一時的にテーブルとして使えたりと、幅広く活躍してくれることでしょう。

こうしたサブのツールも、ぜひ頭に入れておいてください。
まとめ
ダイニングソファの選び方、いかがでしたか?


ダイニングソファを選ぶときには、「どれでもいい」は危険です。
ぜひダイニングソファならではのポイントを正しく理解して、理想のアイテムを見つけ出してください。