高いベッドと安いベッドの違いは何?自分に合ったベッドを選ぶための基礎知識

ベッドを購入する際には、実際の家具屋さんやネットショップなどで、「好みのものが見つかるまで、片っ端から探してみる!」という方も多いのではないでしょうか。

Shiro
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いろいろな商品を見ていると、世の中には高いベッド安いベッドがあることに気付かされます。

ベッドとしての機能はそれほど変わらないのに……なんでこんなに値段が違うの?と思った経験はありませんか?

Shiro
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安いベッドと高いベッドはいったいどこが違うのでしょうか。今回は、そのへんをわかりやすく解説していきましょう。

材料の違い

安いベッドと高いベッドの差が出やすい原因の1つが、使われている材料です。

安いベッドにかけられる材料費は限られています

Shiro
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少ない予算の中で、商品としてのベッドのカタチを整えるためには、あまり高い材料は使えないのは当然のことです。

安いベッドに使われている具体的な素材といえば、

  • 化粧合板
  • 集成材
  • パイン材
  • スチールパイプ

などが上げられます。

化粧合板は、合板を美しく見せるために加工したもの。

合板とは、木材を薄く裂いて乾燥させたベニヤ板を、接着剤で貼り合わせて作った木質材料です。

Shiro
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もともとの材料は薄く裂いたベニヤ板ですから、材料費は大幅に削減できます。集成材も細かな材木を繋ぎ合わせて作った素材で、安価に入手することが可能です。
Harry
Harry
こちらのベッドは、プリント化粧合板を使用したフロアベッド。シングルサイズ/フレームのみで1万円台と激安ですが、たいへんな人気商品で、某サイトでは常に上位にランキングされています。

激安ベッド

パイン材やスチールパイプも比較的安価な素材ですが、優しく素朴な雰囲気やメタリックな雰囲気が魅力でもあります。

Harry
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こちらは、パイン材を使用したベッド。天然木なので温かみがあり、ナチュラルな雰囲気も漂っています。

パイン材使用のベッド

Harry
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こちらは、スチールパイプを使用したベッド。天然木との組み合わせでヴィンテージ感を演出していて、西海岸風のインテリアテイストに仕上がっています。

スチールパイプベッド

こうした雰囲気に惹かれるのであれば、価格にこだわらず検討することをおすすめします。安いベッドであっても、満足のいくお買い物ができるでしょう。
Nijiro
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一方で、高いベッドには以下のような素材が使われているケースが多いです。

  • ウォールナットの無垢材
  • オークの無垢材
  • ひのきの無垢材
  • レザー

品質の良い無垢材は、それだけで高価なもの。
無垢材そのものの価格が高いので、それが商品の価格に反映されます。

Shiro
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とくに高級木材として知られ、重厚感のある雰囲気が魅力のウォールナットオークは、人気の素材です。
Harry
Harry
こちらは、ウォールナットの無垢材を使用したベッド。ロースタイルをベースに、ある程度の高さを持たせ、ベッド下にもアクセスしやすいように設計されています。お掃除ロボットもラクラク通過します。

ウォールナット無垢材を使用したベッド

Harry
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こちらは、オーク無垢材を使用したベッド。天然木ならではの素材感を活かしたデザインは、シンプルながら上質な雰囲気があります。

オーク無垢材を使用したベッド

Harry
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こちらは、オールひのき製のベッド。ひのきは耐湿性や耐水性に富み、強い抗菌作用も合わせ持っています。また、その香りは、リラックス効果をもたらすと言われています。

オールひのき製ベッド

また、本革で作られたレザーベッドも、高級ベッドとして人気の品。

本革製ベッド

高級ホテルなどで、多く導入されていますね。

自宅の寝室に置けば、空間全体のグレードアップ間違いなしです。
Nijiro
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ちなみに、安いベッドと高いベッドのちょうど中間の価格帯に位置するベッドも少なくありません。

薄く切った天然木を表面に貼って作った合成木材は、コストを抑えながら高いベッドと同じような雰囲気を楽しませてくれます。

Shiro
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このタイプのベッドは「突き板仕上げ」と呼ばれます。「見た目とコストの両立を目指したい」という方は、ぜひチェックしてみてください。
Harry
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こちらは、天然木タモの突板を使用したベッド。表面上の質感は無垢材と変わりません。

突板を使用したベッド

 

強度の違い

安いベッドと高いベッドの違いには、強度の差もあります。

Shiro
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ベッドでは、毎日数十キロの人が数時間寝て過ごします。
その負荷は非常に大きく、安心して長く使い続けるためには、強度の高い方が有利です。

もちろん「安いベッド=全てがもろい」というわけではありませんが、高いベッドを購入するとき以上に、強度についてチェックする必要があると言えます。

チェックの際は、

  • 見た目ではわからないところに、どれだけこだわって作っているか
  • なぜ安さを実現できているのか
  • 耐荷重はどのくらいか

といった点に着目してください。

ベッドの強度は、毎日安心して眠るためには非常に重要なポイントでもあります。

「高いベッドだから大丈夫だろう」と油断するのも禁物です。高いベッドでも、強度には差がありますから、安心できる品質の製品を選ぶようにしましょう。
Nijiro
Nijiro
Harry
Harry
こちらは、耐荷重600kgのベッド。どんな体格の人でも安心して使える頑丈さが特長です。

耐荷重600kgの頑丈なベッド

 

デザインの違い

安いベッドと高いベッドの違い、3つ目は「デザイン」です。

さまざまなベッドをチェックしていると、おしゃれなベッドもあれば、どことなく野暮ったさを感じてしまうようなベッドもあります。

Shiro
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見た目にもセンスの良い寝室を作りたいのであれば、やはりデザイン性の高いベッドを購入したいですよね。
一概には言えませんが、高いベッドの方がデザイン性にもこだわって作られているようですね。
Nijiro
Nijiro

安いベッドと比較すると、高いベッドの方が、

  • 細部にまでこだわって作られている
  • 洗練されたデザインを採用している
  • 流行を取り入れている

といった特徴があります。

とはいえ、「安いベッドは絶対にダサイ」というわけではありません。

Shiro
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低価格であっても、デザインにこだわったベッドを販売しているショップも少なからずありますので、ネットで小まめに探してみるとよいでしょう。

ただし、作りや強度については妥協せざるを得ないかもしれません。この点については覚悟しておきましょう。

安いベッドのデザインに満足できない場合や、高いインテリアショップのブランド力を重視する場合には、ベッドの予算を少し上げてみてはいかがでしょうか。

好みのアイテムを見つけやすくなるでしょう。

 

耐用年数の違い

高いベッドと安いベッドには、耐用年数の違いもあるとされています。

Shiro
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ベッドの価格差で悩んだときには、「どれぐらいの期間、このベッドを使用するのか」という目線で、商品選びをするのがおすすめです。
  • 2~3年での買い替えを検討している → 安い価格帯のベッドでも十分
  • できるだけ長く使いたい → 品質に見合った価格帯のベッドを検討するのがおすすめ

たとえば、

  • 単身赴任の間だけ使用するベッドを探している
  • 子ども用のベッドで、数年後には買い替え予定
  • もっと良いものが見つかるまでのつなぎとして

これらの条件に当てはまる場合には、あまり高価なベッドを購入しても、無駄になってしまう可能性が大きいですね。

Shiro
Shiro
リーズナブルなベッドの中から、できるだけ作りや品質がしっかりしているものを選択し、使い切る気持ちで付き合っていくことをおすすめします。

また、

  • いつまで使うのか、はっきり決めていない
  • できるだけ長く使いたい
  • 住居環境から、大型家具の入れ替えが難しい

こういった条件に当てはまる場合には、高くても耐久性に優れたベッドを選んだ方が、総合的な満足度は高くなるでしょう。

Shiro
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高価なベッドの場合、購入後の保証が充実しているケースがほとんどです。万が一トラブルが起きたとしても、しっかりと対応してもらえるのであれば、安心ですね。

不測の事態に「どうしよう……」と悩んだときでも、安易に買い替えをするのではなく、修理・交換対応によって、それまでの睡眠環境を取り戻せる可能性が高いです。

「長く使えるから」という理由で高価なベッドを選択する場合には、作りや品質はもちろんのこと、アフターフォローについてもしっかりとチェックしておいてください。

さまざまな側面から検討し、総合的に購入ベッドを決定することで、たとえ価格が高くても納得することができるでしょう。
Nijiro
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まとめ

安いベッドと高いベッド、一瞬見ただけでは、「どちらも同じように見えるけど……」と思う方も多いはずです。

しかし、実際には、価格の差はベッドそのものの差につながっています。

Shiro
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高いベッド、安いベッドそれぞれにメリット・デメリットがありますから、自分の購入目的に沿ったアイテムを選択することが大切です。

満足いくベッド選びをするためには、そのベッドがなぜ安いのか、なぜ高いのかという理由にも注目してみてください。

安かったり高かったりする理由を具体的に把握し、納得することができれば、より満足いくベッド選びができるのではないでしょうか。
Nijiro
Nijiro