「狭いお部屋でも整理してスッキリまとめたい…」そんな方に人気なのが収納ベッドです。

収納ベッドとは?
収納ベッドというのは、ベッドフレームに引き出しが付いていたり、床板が跳ね上げ式になっていたりして、床板下の空きスペースが収納に使えるベッドのことを言います。


ベッドはお部屋に置く家具の中でも、かなりのスペースを占有してしまう家具です。
そのため、ベッドを収納家具としても使用できれば、より多くのスペースを無駄なく使える、ということにつながります。
今までしまっておく場所がなくて、そのまま出しておかざるを得なかった衣装ケースなども、中身を収納ベッドにしまえれば、不要になるかもしれません。

とくに狭いお部屋や、クローゼットや押し入れなどの収納が少ない場合には、収納ベッドはぴったりの家具と言えるでしょう。
ベッドの下という大きなデッドスペースが有効活用できるようになると、収納家具や収納ケースなどが不要になり、お部屋のインテリアの選択肢も大きく広がります。

収納ベッドにはどのような種類がある?
では、収納ベッドにはどのような種類があるのでしょうか。
引き出し1段タイプ
まず皆さんが収納ベッドと聞いて最初に思い浮かぶのが、引き出し1段タイプではないでしょうか。

見た目は普通のベッドとほぼ変わらず、シンプルですっきりとしたデザインが多いでうね。
お部屋のインテリアを邪魔しないのが特徴です。
床面の高さもそれほど高くないので、寝たり起きたりもしやすくなっていて、お部屋に設置しても圧迫感があまり生じません。
かさばるような大きなモノはしまえませんが、衣類やリネン類、漫画やCD、そのほか小物類などの収納に向いています。

チェストベッド(引き出し5~6杯付き)
さらに収納力がアップしたタイプが、引き出し2段のチェストベッドです。

チェストベッドは、引き出し1段タイプより高さが出ますが収納力に優れ、より多くのモノを収納することができます。


チェストベッドは、押し入れ並みの収納力が欲しいけれど、細かく仕分けして収納したい…といった方におすすめです。
跳ね上げ式大容量収納ベッド
次にご紹介するのは、跳ね上げ式タイプ。
リフトアップベッドとも呼ばれ、床板とマットレスが一緒に持ち上がり、床板下の全面が収納スペースになります。

このタイプの最大のメリットは、バツグンの収納力です。
引き出しなどがないため、細かな仕分けがしづらいというデメリットがあるものの、大きくてかさばるモノや長さのあるモノも収納することができます。


跳ね上げ式ベッドは、使用する機会が頻繁にない大きなモノの収納にお困りの方や、お部屋のスペースに余裕がないご家庭にもおすすめです。

お部屋のタイプ別!おすすめの収納ベッド

まず、引き出し1段タイプですが、
- 高さのあるベッドだと圧迫感が気になってしまう。
- 収納スペースはあるけれど、もうちょっと収納が欲しい。
といった場合に適しています。

次にチェストベッドですが、このタイプは、
- しっかりと収納力が欲しいけれど、収納したいモノの種類が多い。
- ベッドの床面が多少高くなっても気にならない。
といった方に向いています。

そして、ガス圧跳ね上げ式ベッドは、
- とにかく収納が足りなくて困っている。
- ベッドを置いた場合、引き出しを引き出すスペースの確保が難しい。
- 普段あまり使用しないスーツケースや、季節モノのカーペットなどの置き場所に困っている。
といった場合に適しています。


収納ベッドを使う際の注意とは?
モノがたくさんある方にとっては、たいへん魅力的な収納ベッドですが、使用にあたっては注意すべき点もあります。
それは湿気です。

そのため、収納ベッドの場合、湿気対策は必須となります。
- 収納スペースを定期的に開けっ放しにして換気を行なう。
- 引き出しごとに除湿剤を入れてこまめに交換する。
- 布団やマットレスなどもしっかりと乾燥させる。
- マットレス用除湿シートなどを併用する。
といったことが、収納ベッドの湿気対策として有効です。

このホコリを放置しておくと、湿気とホコリの組み合わせでカビが発生しやすくなります。

まとめ
収納ベッドには3つのタイプがあり、それぞれの特徴を知ることで、自分のお部屋にはどのタイプが適切か、大体の検討がつくのではないでしょうか。
また、収納したい荷物のカタチや大きさ、量も関係してきますので、購入前には十分にチェックするようにしてください。

定期的なメンテナンスをして、長く収納ベッドを愛用できるといいですね。