アンティーク調のデザイン家具をご検討中の方のために、おすすめの家具やインテリアの工夫などをご紹介いたします。
ぜひ、アンティーク調のデザイン家具選びにお役立てください。
ダイニングはテーブルとチェア、ライトにもこだわろう
ダイニングをアンティーク調にしたい人は、まずはアンティーク調デザインのテーブルとチェアを選びましょう。
ダイニングは、ダイニングテーブルとチェアでほとんどのイメージが決まりますので、購入する前にどのようなダイニングにしたいかをしっかりイメージすることが大切です。


王道のアンティーク調ダイニングにしたい人は、深みや重厚感のある長方形や楕円形のテーブルがおすすめです。その場合、曲木チェアを組み合わせると、軽快さのあるフォーマルなダイニングになります。
ただし、ダイニングのテーブルと椅子を個別に買う場合には、テーブルと椅子の高さのバランスに注意しましょう。
アームチェアの場合には、テーブルにすっきりと収まらないことや、横幅が広くて隣の椅子とくっつき過ぎてしまうこともあります。そのような失敗をしないためには、あらかじめサイズを確認することが大切です。

カジュアルながらアンティークな温かみを感じさせ、自然で和やかな雰囲気にしたいなら円形テーブルもおすすめです。シンプルでクールな部屋も、丸みのあるアンティーク調のテーブルを置くだけで、温もりのあるダイニングになります。
こちらは、ロココ調デザインのコーヒーテーブル。小さめですが、優美な曲線とネコ脚は英国アンティーク調スタイルならでは。ロマンチックな雰囲気を演出してくれます。

設置スペースで比較すると、円形テーブルよりも壁に密着させて置ける角型テーブルの方が省スペースですが、円形テーブルは人数の変化に対応しやすい利点もあります。
ですから、ホームパーティーなどが多いお宅は、円形テーブルの方が便利かもしれませんね。
ダイニングでは、食事が美味しく見えるために、また、家族の顔を明るく照らすために、ライトにもこだわりましょう。重厚感のあるダイニングテーブルにはアンティーク調のシャンデリア、円形テーブルには小ぶりの丸形のペンダントタイプのライトなどと相性が良いです。




リビングに合ったソファを選ぼう
リビングの主役は何といってもソファです。
クラシックな気分でくつろぎたい人は、奥行きのある大きめでシンプルなソファがおすすめです。モダンなインテリアにあこがれている人は、使い古した皮のテイストのレザータイプのソファが良いでしょう。
こちらは、定番のチェスターフィールドソファ。アンティークの醍醐味を存分に楽しめます。

こちらは、ヴィンテージ加工を施したフェイクレザーを使用したソファ。アンティーク感はそれ程でもありませんが、おしゃれでモダンな雰囲気に溢れています。

広いスペースがある場合には、ソファをコの字に配置すると、ヨーロッパ風のリビングのインテリアが楽しめますよ。
リビングにソファを置く時には、ソファのサイズに注意しましょう。大きすぎるソファでは、部屋全体が窮屈な空間になってしまいます。ですから、リビングが狭い場合には、家族それぞれのお気に入りの1人掛けのアンティーク調のソファをランダムに配置するのも一考です。

テイストさえ合わせれば、デザインがバラバラでも統一感がありますし、整い過ぎていないインテリアがくつろぎの空間を生み出してくれますよ。
リビングでは、サイドテーブルをソファに合わせて配置すると、さらに上級のインテリアになります。
収納付きサイドテーブルがあると、リモコンや雑誌などが片づけられるのですっきりとした空間がキープできて一石二鳥ですね。
そして、家族のくつろぎの時間をさらに上質にするためには、ダイニングと同様にライトの使い方にもこだわりましょう。
スタンドライトやテーブルライトなど、複数の光を目的に合わせて使い分けてみるのもおもしろいですね。
シャンデリア風のスタンドライトの光で落ち着いた雰囲気を出したり、会話やお酒を楽しむ時にはテーブルランプを使用するなど、明かりを工夫するとアンティークの雰囲気が深まり、よりくつろぎ感のある空間になります。


リビング家具で多い失敗は、立派過ぎるアンティーク調のリビングボードです。
重厚過ぎる家具や大きすぎるモノは、くつろぎの妨げになりかねません。
大型収納は、上・横・中央などにある程度の空間をとると圧迫感が軽減し、奥行きができます。ご参考にしてください。
アンティーク調のベッドルームはヘッドベッドにも工夫しよう
ベッドルームは、ただ寝るだけの空間ではなく、ゆったりとくつろげることが大切です。
ですから、寝室の広さに合ったサイズやデザインのベッドを選びましょう。
アンティーク調の繊細な木彫りのベッドや天蓋付きのベッドは素敵ですが、寝室が狭い場合には、ベッドの存在感があり過ぎてくつろぎを妨げる原因になるかもしれません。そのような場合には、シンプルなアンティーク調のアイアンベッドがおすすめです。

ベッドをアンティーク調にする場合には、サイドテーブルもベッドに合わせたテイストにするとバランスが取れます。


繊細な木彫り風ベッドには、テイストの似た木目調のサイドテーブル、天蓋付きのベッドにはクラシックでエレガントなサイドテーブルを合わせるといいでしょう。
アンティーク調のアイアンベッドには、フレームに合わせたサイドテーブルやハンガーラックを配置するとバランスが整いやすいですね。
また、ベッドヘッドにこだわると、主役のベッドのアンティークの味わいがさらに引き立ちます。
アンティーク調の布や、ドレープカーテンを下げるとカントリー風の優しい雰囲気になります。
また、日本をイメージした壁紙などを飾ると、和のアンティーク調の雰囲気も味わえます。
寝室はプライベートな空間なので、ベッドカバーで個性を出したり、季節ごとに変えて楽しむのもおすすめです。斬新なデザインやシンプルモダンなデザインなど、お気に入りのベッドカバーを見つけてみましょう。
冬には、手編み風のベッドカバーを掛けると昔懐かしい温かみを感じさせる寝室になりますね。
寝室には衣類やリネン類などを収納するためのアンティーク調の家具を置くこともありますが、あまり大型のものは圧迫感があり、安全面での不安要素にもなるので注意しましょう。
圧迫対策としては、なるべくコンパクトで軽やかな印象の色合いのものを選び、ベッドに横になった際に目につきにくい位置に配置すると気になりにくいです。
玄関家具は実用性にも注意しよう
玄関はその家の印象を決めるスペースです。
ですから、靴箱は、家族やお客様を温かく出迎えられるように、色の濃すぎるモノや個性的すぎるデザインのモノは避けた方が無難です。
フォーマルで上品なテイストが好みの人には、上質な木で作られたモダンで落ち着きを感じさせるデザインのシューズラック、カジュアルなテイストが好みの人には、白を基調とした明るさを感じさせるシューズラックや、アイアンのカーブが美しいシューズラックなどがおすすめです。


広い玄関であれば、デザイン重視で好みのモノを選んでも差し支えありませんが、狭い玄関の場合には、縦の空間を生かせる背の高いミラー扉のアンティーク調の靴箱が実用的です。
収納力があるだけでなく、扉を閉じれば鏡への映り込み効果で玄関が広く感じられ、出かける際の身だしなみチェックにも役立ちます。
モノを外に出しておきたくない人は、スリッパや傘の収納スペースもあるタイプを選びましょう。
最近のマンションなどでは、すでに下駄箱が設置されているケースも多いです。そのような玄関にアンティーク調のデザイン家具を取り入れたい場合には、古い木目の質感が感じられるコンパクトな玄関ベンチがおすすめです。

玄関のアクセントにもなりますし、温かみの感じられる空間になります。
玄関のスペースは家によりまちまちなので、既成の靴箱だと中途半端な空間ができがちです。気になる人は、オーダーメイドで希望のサイズの靴箱を作ってもらうのも良いでしょう。
まとめ
ダイニング、リビング、ベッドルーム、玄関、場所別におすすめのアンティーク調デザイン家具をご紹介しました。
アンティーク調のデザイン家具は、どこの家具店でも販売されているというモノではありません。
ネットショップでも専門店は少なく、いつも潤沢に在庫があるわけではありません。ですので、こまめにチェックし、気に入ったモノはブックマークしておくことをおすすめします。
そして、今回ご紹介した家具の選び方・インテリアのアドバイス・注意点なども参考に、ぜひお気に入りの商品を探し出してください。