オープンタイプの収納の特徴と活用術

ラックやシェルフなど扉がないオープンタイプの収納は、扉を開閉する必要がない分、置いてあるモノを取りやすく、また、使った後は片付けやすいという特徴があります。

そのため、よく使うモノを収納するのが最もスタンダードな使い方ですが、もちろんそれ以外にもいろいろなメリットがあります。

Shiro
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今回は、オープンタイプの収納家具について、便利で賢い使い方をご紹介いたします。

現在使っているラックやシェルフなどをどう活用するか迷った際には、ぜひご参考にしてください。

 

オープンタイプの収納の持ついろいろな特徴を知って、さらに賢く使おう!

物を取り出しやすく、片付けやすい

オープンタイプのラックやシェルフは、扉がないので収納物がいつでも見えている、というのが最大の特徴。

その特徴を最大に生かすには、やはり「常に何らかのモノを置いておく」というのが一番です。

Shiro
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たとえばキッチンに置いてある食器棚のオープン部分には、よく使うカップやグラスキッチン家電その他使用頻度の高いモノを置いておくのがおすすめ。余裕があれば、お気に入りのインテリア・アイテムやグリーンでディスプレイするというのもお洒落ですね。

キッチンカウンター専用パネル

毎日、お仕事や学校に持っていくお弁当箱や、サーモボトルなどを置いておくのもいいですね。

引っ越し直後など、まだどこに何をしまったか覚えきれていないときでも、目に見えるオープンタイプの収納なら見失うことはありません。荷物を片付けている最中に必要となりそうモノは、とりあえず、ラックやシェルフに置いておきましょう。
Nijiro
Nijiro

リビングで使うなら、デザイン性の高いシェルフなどで「見せる収納」を意識してみるのも一考です。

オープンラック
オープンラックはまだ小さいお子さんでも物を取り出す・片付けるの作業が簡単にできるので、お片付けを学び始める年頃のお子さんにもおすすめです。
ディズニー ミッキー ランドセルラック

ただ収納するのではなく、おしゃれに見せてくれる

オープンシェルフやラックは、単純に物を収納するだけの家具というわけではありません。

置いた物が見えるという点から、飾り棚としても活用できます。

Shiro
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もちろん、全てのスペースを飾り棚として使わずとも、空いている一部分に小物や雑貨、小さめの観葉植物などを飾るだけでも、おしゃれなインテリアを演出できます。

オープンで外から見えますので、モノを全ての棚にきっちり詰め込むとかえって雑然とした印象にもなりかねません

空いてしまったところは無理に収納スペースにせず、ディスプレイするためのスペースとして活用するのがおすすめです。

スライド収納ラック

季節によって置く小物を変えてみると、気分が一新しますね。家族の写真や自分の好きな物などを飾れば、来客があった際には、それをきっかけで話が弾むかもしれません。
Nijiro
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といっても、ただ置くだけではなんとなく乱雑な雰囲気になってしまいます

散らかって見えることのないよう、きちんと整理整頓してきれいに並べておきたいところです

どの部屋にも置ける使い勝手の良さ

本棚やタンス、食器棚など、収納家具の中には使うシーンや部屋がかなり限定されているものがあります。

一方、オープンタイプのシェルフやラックは、置く部屋や使い方を選ばないフレキシブルさがあります。

Shiro
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もちろん、サイズの関係で置けない部屋などは出てくるかと思いますが、逆に言えばスペースさえ確保できていればどの部屋に置いても、何を収納しても違和感なく使うことができます。

引っ越しで違う家に移ると、それまで使っていた家具が部屋に合わず結局買い替えたり、どことなくちぐはぐなインテリアのまま過ごし続けなければいけなかったり、といったこともあります。

Shiro
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しかし、オープンタイプの収納家具であれば、たとえばもともとリビングで使っていたものを次の家では寝室に移す、といった使い方も問題ありません。
引っ越しまでいかずとも、単純に模様替えをするときなども新しい使い方を見つけやすく、家具の買い替えを減らせるという意味ではコストパフォーマンスが良いと言えますね。
Nijiro
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部屋の簡易な仕切りとして使える

リビングダイニングなど、広い部屋をなんとなくスペース別に違う用途で使っている、というケースがよくありますね。

部屋自体は分かれていなくても、リビングとダイニングスペースの間になんとなく仕切りがあるだけで部屋全体にメリハリができてすっきりしますし、使い勝手もよくなるものです。

そのための簡単な仕切りとしても、オープンタイプのシェルフやラックがおすすめです。

連結スタッキングシェルフ

普通の収納棚で仕切ってもいいのですが、モノによっては存在感や圧迫感が強すぎることもあります。

あまりにもはっきり区切ってしまうと、違和感の方が強くなってしまうんですね。

Shiro
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オープンタイプの収納で背面もないものを選べば、置いてあるモノの合間から向こう側が見えるので、仕切りといってもある程度の開放感が残ります
圧迫感が出過すぎず、部屋全体に程良いメリハリを付けるという役割にちょうどいいバランスなのです。
Nijiro
Nijiro

この程良い存在感は、模様替えなどで部屋の家具のレイアウトを変える際にもかなり便利です。

レイアウトの幅が広がりますし、収納するモノによって棚全体の雰囲気が変わるので、そのときどきのお部屋のテイストに合わせやすいのも魅力ですね。

 

オープンタイプの収納をより賢く使うポイント

オープンタイプのシェルフやラックを、より上手に使うためのポイントをご紹介します。

ぜひインテリアの参考にしてみてくださいね。

棚に置いたバスケットの中に物を収納する

オープンタイプの収納は、何を置いても外から見えてしまうのがメリットであり、デメリットでもあります。

モノによってはどうしてもきれいに、整理整頓されて見える置き方が難しいものもありますよね。

Shiro
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そんなときには、棚にバスケットやカラーボックスを置いて、その中に物を収納するのがおすすめ。すっきりと整理整頓されて見えますし、持ち手のついているデザインのものであれば引き出しのようにして使うことができます。

バスケットに入れて収納

シェルフやキャビネットと収納する物を合わせて、全体のトーンを3色までに絞る

外から見えている分、適当にモノを置いてしまうと、どうしても乱雑で散らかっている印象になってしまうのがオープンタイプの収納の持つネックです。

散らかしてはいないし、自分としては整理整頓しているつもりでも、どこかごちゃごちゃして見えてしまう……そんなときには「全体のカラーを大体3色までに絞る」ということを意識して、モノを配置してみてください。

Shiro
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たとえば、床がフローリング、壁がオフホワイトであれば、シェルフもそれに合わせたカラーを選びます。そして、その中に収納するモノの大まかなトーンを1色に統一すれば、オープンシェルフ周辺の色合いは概ね3色に収まりますよね。
完全に3色に収めるのはなかなか難しいかと思いますので、まずは「あまり多くの色を使わない」ことを心に留めて、インテリア・コーディネートを考えてみてください。
Nijiro
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大きい、重たいモノは下、小さい物は上の棚に収納

ごく簡単なことですが、案外意識しにくいのが、物の大きさや重量感で収納する棚の高さを決めるというテクニック。

たとえば、本や雑誌などは重いですし大きさもあるので、できるだけ下の方の棚に収納します。

上の方の棚にいくにつれ、ちょっとした小物や小さめの観葉植物を飾ったり、細々とした雑貨類をしまっておいたり……といったようにしてみると、全体的な収まりが良くなり、見た目にもお洒落な印象になります。

ディスプレイ棚

Nijiro
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収納するモノのジャンルだけで棚を分けてしまうと、上の方がぎゅうぎゅう詰めになってしまう可能性があります。使い勝手と見た目の良さのバランスを取りながら、置く場所を考えてみてくださいね。

オープンシェルフやラックは使いやすくおしゃれで、どんな部屋にも合わせやすいとても便利な収納家具です。

特徴とその生かし方を知り、さらに素敵なインテリア作りに役立ててください。