リビングルームに置かれることが多いテレビ。テレビとテレビ台を合わせると、リビングの中でもかなりの存在感がありますね。


テレビ台の種類やそれぞれの特徴などを知って、自分の部屋に合っているテレビ台を選びましょう。
テレビ台の種類
テレビ台にはいくつかの種類があります。
公式の基準はないものの、今販売されている商品の多くは、種類別に開発されていますので、特徴は覚えておきましょう。
ロータイプ
明確な定義はありませんが、一般的に高さの低いテレビ台をロータイプと呼んでいます。
ロータイプと呼ばれるテレビ台は、高さが大体40~50cm以下になっています。


お部屋をスッキリ、広々とした印象にしたいご家庭に向いていますね。


ミドルタイプ
一方、ミドルタイプは、40~50cm以上の高さがあります。

ハイタイプ
ハイタイプは、収納スペースがロータイプよりも多くなることが多く、テレビ台の上部にまでシェルフが付いている商品もあります。


伸縮タイプ
テレビ台は基本的には一体型であることが多いのですが、本体が2パーツ構成になっていて、伸縮できるタイプもあります。

1人暮らしのお部屋にも、ファミリーでお住まいの家にもよく馴染みます。生活環境が変わることを想定して家具を揃えるのであれば、おすすめのタイプと言えます。
コーナー置きタイプ
お部屋の隅に置くことを想定して設計されたテレビ台です。

奥の両サイドが45度にカットされていますが、奥行きがそれ程ないので、壁に設置することも可能です。
壁掛け風タイプ
テレビを台の上に置くのではなく、壁にかけるようなタイプです。




テレビ台を選ぶときにチェックしたいポイント
テレビ台のような大きな家具は、そう何度も買い替える機会があるものではありません。

そこで、より良いテレビ台を選ぶためのポイントをご紹介しましょう。
テレビとの大きさのバランス
家具の購入を検討するとき、まずはお部屋の広さと設置に使えるスペースを考えるでしょう。
しかし、テレビ台の場合は、それらに加えてテレビの大きさとのバランスも意識したいところです。

バランスが良く見える基準として、
テレビとテレビ台の横幅の比率=1:1.618
が上げられます。これは、「黄金比」と呼ばれる安定的で美しく見える比率です。
ただ、このバランスだとスペースに収まりきらないということもあるでしょう。その場合には少し比率を小さくして、
1:1.41
を目安に考えてみてください。


テレビ台のデザイン
テレビとテレビ台は、お部屋にいる人全員の視線を集めるインテリア・アイテムです。
サイズ感も大きめなので「リビングの印象を左右する」という重要な役割もあります。

部屋全体の雰囲気や目指したい方向性をしっかりと定め、その雰囲気に合うようなデザインのテレビ台を選ぶようにしましょう。

テレビ台の収納力
テレビの周りは、ゲーム機やカセット、リモコンなど細々としたモノで散らかってしまう…なんて方も多いのではないでしょうか。

ただし、テレビ台の収納力を最大限に活かすには、現在使っている機器類が入ることが前提となります。
新しくテレビ台を買ったはいいものの、「プレーヤーやゲーム機、DVDが収納できない」となれば、お部屋はますます散らかっていってしまいます。
最悪の場合は、収納家具を買い足すなんてことにもなりかねません。

まとめ
テレビ台は、
- テレビとの大きさのバランス
- 部屋の雰囲気に合うデザイン
- 問題なく使用できるだけの収納力
など、押さえておきたいポイントは基本的なものばかりですが、これらは意外とないがしろにされがちなのもまた事実。
他の家具と違い、テレビ台はそれだけで完結するのではなく、テレビとセットで使うのが一般的です。
お店やインターネットで見たときの印象と、実際に自宅に置いたときの印象とが違、「思っていたのと違った」と後悔することも十分あり得ます。

また、商品によって価格にかなりの開きがあるのもテレビ台の特徴。
数千円から高いモノでは10万円を超える場合もあるので、品質とコストのバランスも考えつつ選びましょう。